なぜ金仏壇なの?
当店が金仏壇を作り続ける理由

@ 金と漆黒は日本人のアイデンティティです。

日本が海外に誇る事業の一つで観光事業があります。
そのうちの「寺社仏閣」は人気がとりわけ高く、国際的にも高く評価されています。
とりわけ金と漆黒の寺院は日本人にとって馴染みも深く、海外に誇れるものでもあります。

お仏壇は小型化した寺院そのものです。
永代屋はそのようなお仏壇を今も作り続けており、今後も作り続けていきたいと思っています。



A SDGSに合致したお仏壇です。

金仏壇(一部海外製は除く)はお洗濯ができます。
お洗濯は木部の修繕を行った後、塗り・金箔・組立を行いますので形はそのままで新品同様に綺麗になります。

対して家具調檀はほとんどの製品は修繕できません。素材(心材)のほとんどがMDF(木質繊維版)です。
MDFは木粉(ウッドチップ)を接着剤で固形化してるものなので、耐久性に乏しく、表面だけ再塗装しても内部の劣化は避けられません。

また、仮に処分を行う場合でも、金仏壇は金・銅・真鍮・木部等と、分解後に再利用、資源となる部分が多くあります。
対して、家具調檀(一部唐木仏壇)は上記の理由で、産業廃棄物扱いとなります。

もともと従来の金仏壇は次世代に継いで、綺麗に直して拝むことができるように作られています。
素材も当店の仏壇でいえばヒノキ・ヒバがメインになりますので、お洗濯も見込めば次の次の世代でも使用できます。



B お仏壇に流行(はやり・すたり)はありません。

三河地方の多くの方が、なんまんだ(南無阿弥陀仏)の念仏の仏教宗派です。
その宗派の方は浄土三部経が根本経典です。
その中の阿弥陀経に記してある極楽浄土の世界を模したお仏壇が金仏壇です。

宗旨に沿うお仏壇として金仏壇が最も適しています。

以下、仏説阿弥陀経の一部抜粋
下記に浄土の世界の模様が記されています。

〜舍利弗。彼土何故。名為極楽。其国衆生。無有衆苦。但受諸楽。故名極楽。又舍利弗。極楽国土。七重欄楯。七重羅網。七重行樹。皆是四宝。周市囲繞。是故彼国。名曰極楽。又舍利弗。極楽国土。有七宝池。八功徳水。充満其中。池底純以。金沙布地。四辺階道。金銀瑠璃。玻?合成。上有樓閣。亦以金銀瑠璃。玻璃??。赤珠碼碯。而厳飾之。池中蓮華。大如車輪。青色青光。黄色黄光。赤色赤光。白色白光。微妙香潔。舍利弗。極楽国土。成就如是。功徳荘厳。又舍利弗。彼仏国土。常作天楽。黄金為地。昼夜六時。而雨曼陀羅華。其国衆生。常以清旦。各以衣?。盛衆妙華。供養他方。十万億仏。即以食時。還到本国。飯食経行。舍利弗。極楽国土。成就如是。功徳荘厳。復次舍利弗。彼国常有。種種奇妙。雑色之鳥。白鵠孔雀。鸚鵡舍利。迦陵頻伽。共命之鳥。是諸衆鳥。昼夜六時。出和雅音。其音演暢。五根五力。七菩提分。八聖道分。如是等法。其土衆生。聞是音已。皆悉念仏。念法念僧。舍利弗。汝勿謂此鳥。実是罪報所生。所以者何。彼仏国土。無三悪趣。舍利弗。其仏国土。尚無三悪道之名。何況有実。是諸衆鳥。皆是阿弥陀仏。欲令法音宣流。変化所作。舍利弗。彼仏国土。微風吹動。諸宝行樹。及宝羅網。出微妙音。譬如百千種楽。同時倶作。聞是音者。皆自然生。念仏念法。念僧之心。舍利弗。其仏国土。成就如是。功徳荘厳。〜

〜極楽国土には、七重に張りめぐらされた玉垣や、七重の飾り網、それに七重の並木があり、 それらはすべて金・銀・瑠璃・玻璃でできていて、あらゆる所をめぐらし囲んでいます。そこでかの国を極楽とよぶのです。
また舎利弗よ、極楽国土には、七宝からなる池があって、その中には八功徳水によって、湛えられています。その底には、一面黄金の砂が敷きつめられていま す。そして四方には、階段がたてられ、(その階段は)金・銀・瑠璃・水晶の四宝によって組みあわされています。それを昇りつめると高殿がそびえ、金・銀・ 瑠璃・水晶・宝石・赤真珠・瑪瑙の七宝によって、美しく飾られています。池の中の蓮華といえば、その大きさはまるで車輪のようで、青い花からは青い光、黄 色の花からは黄色の光、赤い花からは赤い光、白い花からは白い光が放たれ、それぞれが神秘的で香ばしく咲いています。舎利弗よ、極楽国土には、このような すぐれたはたらきと美しさが完成されているのです。
また舎利弗よ、その仏国土には、絶えず美しい音楽が流れています。黄金を大地として、昼夜にそれぞれ三度ずつ、天から曼荼羅華の花がふりそそぎます。その 国の住人は、いつもの清らかな朝をむかえると、それぞれが花皿を手にして、その中に美しい花々を盛ると、他国の数かぎりない仏たちに捧げまわるのです。そ して昼の食事の時間までには、本国に帰り着き、食事の後、身心を鍛えるために辺りを散歩するのです。舎利弗よ、極楽国土では、このようなすぐれた、はたら きと美しさが完成されているのです。
また次に、舎利弗よ、かの国には、いつも何種類もの色とりどりの珍鳥が生息しています。白鳥や孔雀、鸚鵡に舎利、人頭鳥身といわれるかりょうびんが、一身 二頭の共命鳥などです。これらの鳥たちは、昼夜にそれぞれ三度ずつ、やさしく美しく啼きます。その声は、さとりへ導く三十七の修行の徳目で、五根・五力・ 七菩提分・八聖道分の教えをのびやかに説くのです。この土の住人は、この声を聞くことによって、皆一様に仏を念じ、法を念じ、僧を念ずるのです。〜


西尾 三河仏壇 永代屋

戻る